四季間暮
しきまくら
千葉県白井市 藤井さんのすまい
- 敷地面積
- 171.75m²(51.87坪)
- 建築面積
- 55.17m²(16.65坪)
- 延床面積
- 105.18m²(31.75坪)
- 竣工年
- 2021.04
- 構造規模
- 木造軸組構法
地上2階建 - 施工
- 冨祥工務店
約束の間取り方
四方四間の中心に大黒柱。頭を+✕小屋梁で押さえた唐傘軸組で、構造的安定性をまず図る。間取りは大黒を軸に8 畳4 コマが2層分。この容積に合理的暮らし間取りが加えられる。立地が許せば迷いなくこの提案が繰り返される。それでも同じ姿形は周囲環境が許さない。モジュール以外の共通は、葉枯らし天然乾燥杉の製材仕様。今回も天竜の山から直送便で、大工の待つ加工場へ。精油を抜かない天乾材の歯触りを、ここでも棟梁から褒められる。更に粘り強い材のヤングは平均90。しかし数値を過信することなく、桁材断面は、間四(けんし)の法則に割増を忘れない屋台骨材寸値を標準に。8 畳間都合8 コマ分の暮らし間取りはいたって単純。コアを2 コマにしながら、残り6 コマを居室に割り当てるも、ほぼ立体ワンルーム。この設計的無神経的間取りは方には、親子5 人のこれからの暮らし向きの中に、プライバシーをはじめ様々な体験的ルールが育まれ、しなやかなライフステージが約束されるはず。