瀬野和広＋設計アトリエ|自然と社会が、共に持続的環境形成が育まれる建築とまちづくりをするために。

家と庭の縁回廊的結論

東名大井松田ｲﾝﾀｰから小田原に抜ける主要幹線、国道255号線沿いの計画。騒音や立地の難題の多い条件の中始まった計画だが、周りの環境をすべて受け入れた上で、家と庭とを縁回廊で結ぶという開き直り的家づくりを試みた。結果狭いながらもプライベートな中庭まで確保出来るという与えられた敷地の有効活用が図られた。そればかりか時々の騒音さえ気にしなければ、縁回廊での月を見ながらの一杯には、広々とした天空間が頭上に約束されている。またひとつ我々にとっても縁での宴が楽しみな家づくりが出来た。