瀬野和広＋設計アトリエ|自然と社会が、共に持続的環境形成が育まれる建築とまちづくりをするために。

陽と風、雪と桜の縁育て

家づくり活動を始めて30年の節目に、郷里ユニーク家族の縁育て家づくりです。ユニークな家族の暮らし向きに共鳴しながら、この土地の自然環境と社会環境を育む家づくりにしていかなければなりません。先細りの敷地南側は3m沈み込んだ河川敷。そのエッジが、対岸の桜並木を家の間口一杯で捉える輪郭づくりになっています。同時に桜輪郭は、夏の涼風や冬の陽射しを創出する温熱エネルギーの重要資源空間でもあります。各階の縁側もそんな空気環境に目一杯解放してみました。